【記事】「丸森を世界へと導くスーパー公務員」

はじめに

今回、八島さんにインタビューさせていただいたインターン生の渡邉です。私は元々仙台出身で高校まで仙台で過ごし、現在は関東の大学に通っています。

将来は人の心を動かすような情報発信をする仕事をしたいと考えており、そのためには情報発信の経験が必要だと考えこのインターンに参加しています。

内容としては、丸森の魅力を発信する。丸森の魅力はアツイ想いを持っている人々が多いこと。そんな方々にインタビューしそれを記事にする。

一人でも多くの人の心を動かし丸森に興味を持っていただけたらうれしいです。

前置きはさておき、今回の記事は記念すべき第一弾!”丸森を変える男”八島大祐 さんのアツイ思いとその魅力について書きました!

この記事を読むと公務員に対してのイメージがガラッと変わるのでぜひ読んでみてください!

丸森町役場の前で、八島さん(写真左)とインターン渡邉

 

プロフィール

八島大祐さんは、宮城県伊具郡丸森町出身。角田高校、秋田大学を経て1998年4月から丸森町役場入庁。東日本大震災発生後の2011年4月から2年間は宮城県庁派遣となり、震災後の産業復興に尽力。2014年4月に丸森町役場に帰任後は、「丸森から世界へ」をモットーに、これまで久しくゼロだった町内への企業立地を実現。以降、15件を越える丸森町内の企業立地に携わり、引き続き企業誘致と起業支援に取り組むスーパー公務員。

スーパー公務員とは
(参照:https://wpedia.goo.ne.jp/wiki/スーパー公務員)

そんな積極的に活動されている八島さんに、仕事の魅力や自身の軸となる考え方について語っていただきました。

 

丸森をビジネスで良くし世界を巻き込んでいきたい!

Q.仕事や家族や趣味など様々あると思うんですが、生活を送る中で大切にしていることはなんでしょうか?

A.「現在は、丸森町役場商工観光課に勤めており、その中で一番大切にしていることは”丸森をビジネスで豊かにしたい”という想い。丸森という田舎で成功事例を生み増やしていくことが出来れば、成功の機運が大きなうねりとなって、丸森から宮城、宮城から東北といったように広がり、丸森から世界へまでも広がっていくと考えている。企業誘致に取り組んだ当初、震災の影響も残り、企業誘致は無理だと多くの方が言ったが実現できた。起業支援に取り組んだ時も同様で、起業家が丸森では生まれないと多くの方が言ったが実現できた。このうねりは県内はもちろん、東北地方一円に広がった。社会課題を多く抱える丸森でもできるということだ。むしろ、社会課題を多く抱える丸森だからこそ世界にインパクトを与えるビジネスが生まれるチャンスが多いとも考えている。」

人口1万4000人弱、高齢化率40%越で宮城県内2位の丸森。いわゆる「消滅可能性都市」である丸森町から世界へという未来を描き、現在は所属している商工観光課のメイン業務である「ビジネス」という切り口から取り組まれている八島さん。「課題があるときにビジネスが生まれる」とおっしゃるように、ハードな環境にも関わらず前向きな考え方をされる根本には何があるのだろうか?

 

色(しき)と空(くう) 

「ポジティブな考え方の要素の一つとして、般若心経の色即是空という考え方を参考にしている。色(しき)は物質的な現象、空(くう)は実体の無いもの。世界で起きているすべての物質的な現象は実体がなく、だから、自分悩んでいる苦しみも存在しない、実際大したことない、という発想の転換をしている。もし世界中のみんなが、この悩みや苦しみの発想転換を出来たら、世界がもっと元気になって、世界がもっと豊かになると思わない?」

その発想を出来るからこそ常にポジティブな思考を持ち、企業誘致や起業支援の取り組みを多く成功へ導けたのだろう。そこで感じたのは前向きな考え方の根本には、みんなを元気にしたいという熱い思いだった。自分の思い描く未来を楽しそうに語っていた八島さんであるが、インタビューを進める中で、そもそも、成功に導いている要因は、世界を丸森から変えてやろうという意志の強さだと感じた。それは八島さんの武器であり最大の魅力でもある。

色と空について
(参照:https://www.zen-essay.com/entry/sikisokuzeku )

 

コミュニケーションの可能性は無限大!

Q.現在の仕事の魅力はなんですか?

A.「仕事の魅力は、コミュニケーションで世界を変えることができる点かな。企業誘致や起業支援は、相手とのコミュニケーションを重ねることそのものが仕事になる。コミュニケーションを通して相手と信頼関係を構築し、新事業所立地や、新事業開始などを、一緒に実現することがとても魅力的だ。そのため、常に能力向上を目指し、研修参加などして勉強している。相手との肯定型コミュニケーション能力の向上は特に重要。一昨年からはSF(ソリューションフォーカス)研修にも参加した。リアクションとして、良いね!すごいね!のようなポジティブな言葉、OKメッセージでリアクションするだけで会話は盛り上がるよね。そういうことをしっかり勉強している。

また、このような相手を肯定するコミュニケーションが町中で溢れれたら、世界中の人々が暖かい気持ちに変わっていくと思う。」

常に新しいものを丸森や役場に取り入れようとしている八島さん。実際に自身のコミュニケーションによって、丸森町から世界に通用する事業を創造するプロジェクト”まるまるまるもりプロジェクト”を作りだしたり、起業したい人の支援をするセンター”クラスタ”を生み出したりなど、丸森に新たな価値を生み出してきたからこそコミュニケーションを仕事の魅力だと感じているのだろう。

SF研修
(参考:https://sf-academia.jp/lg/01.php

まるまるまるもりプロジェクト
(参考:https://marumarumarumori.jp/

 

不可能を可能にする努力

Q.心を動かされるときはどんな時か

「無理だと思っていたことが実現した時かな。不可能を可能にするために必要なのは周りから何を言われても自分の軸をしっかり持ち続けること。軸がぶれなければ、自分の考えに共感し協力してくれる人は自然と出てくる。そのためには考えたものを成功に導くための努力が不可欠になってくる。」

この質問はインタビュー全員に共通でした質問である。

人は良い意味でも悪い意味でも周りに影響されてしまうものだ。それでも世の中を変えるような人は自分の軸を明確に持っている。八島さんもその一人だと感じた。不可能を可能にする努力を惜しまない姿に、協力してくれた人々の心も動いたであろう。そんな努力を惜しまない八島さんの夢は一体何なのだろうか?

 

夢は丸森の人口増加

Q.将来の夢はなんですか?

「将来の夢は丸森町が人口増加に転じること。その中で「1つの目標を定めて目標とのギャップを埋めるためにどういったプロセスを踏んでいくのかが重要。」

現在、消滅可能性都市である丸森を人口増加にすることは決して簡単ではないが、不可能を可能にしてきた八島さんらしい夢。その夢のために今後も新しい価値を生み出し続けて、丸森を魅力あふれる町にし、町全体を盛り上げ人口増加も実現させてしまうかもしれない。。

 

インタビューを通して

コミュニケーションにおけるリアクションの大切さに気づかされた。八島さんがコミュニケーションをしている場面を見ていてもリアクションの良さがとても伝わってきて、リアクションの良さは相手に信頼感を持たせて、自然と心を開かせていくのだと感じた。何かを変える人は八島さんのように聞き上手であり、自分の思いもしっかり伝えることが出来る人だと考えた。

また、心が動かされるのは他者の行動により心が動くものだと考えていたが、自分の行動による結果で心を動かされることがあると聞いて、それは経験したことないので私にとって新鮮な感覚で大きな学びとなった。

八島さんと話してみて公務員に対してのイメージがガラッと変わった。以前までのイメージは書類作成等を淡々とこなしていくイメージだったが、八島さんは積極的に外での活動を行なっている。八島さんのような公務員が増えたら日本はもっと面白い国になるだろうと実感し、今後の丸森の発展が楽しみになった!!!

インタビュー、執筆、写真撮影:渡邉晃大(ヒトラボ TOHOKU インターン)